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METRIKA x 株式会社 豊田自動織機 「豊田佐吉の志とともに未来へ:豊田自動織機が描くデジタル変革」

2024年に創業4年目を迎えたMETRIKAは、2022年から豊田自動織機様のデジタル化推進パートナーとして活動しています。トヨタグループの原点である同社とともに、変革リーダーや市民開発者の育成を通じてデータ活用を進め、日本のものづくりを支える新たな地盤を築いています。本記事では、METRIKAと豊田自動織機様の協業内容に加え、日本製造業への熱い想いと、デジタル変革を担う人材育成の現場をご紹介します。

第1章: 豊田自動織機の歴史と受け継がれる豊田佐吉の思い

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澤村(METRIKA):

“まず、豊田自動織機の歴史をお聞かせいただきたいと思います。豊田自動織機は日本の近代製造業の興りとして特別な存在だと思っています。社祖である豊田佐吉さんのある思いから事業がスタートしていると聞いていますが、そのあたりのお話をお聞かせください。”

細井(豊田自動織機 繊維機械事業部 製造部 部長):

”そうですね、豊田自動織機の歴史は、「能率の悪い手機を改良することができれば、きっと人々の役に立てる」という思いから、織り機を発明しようと決意、研究を重ねて織機を開発したことに端を発しています。佐吉は夜を徹して研究に没頭するような人でした。どうすれば織り作業を効率よくできるかと考え動力織機を発明、さらに究極の目標として自動化に挑戦した結果、この会社が生まれました。”

澤村:

”「世の中に役立つことをしたい」という、思いがここまで大きな企業に繋がるというのは、素晴らしいことですね。実際にその創業の精神が現在の事業にも影響を与えていると感じますか?”

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細井:

”ええ、佐吉の思いは今でも深く根付いています。彼の発明に対する情熱や、「世の中に役立つことをしたい」という気持ちは、現在に通じています。特に、TPS(トヨタ生産方式)に代表されるような現場の改善や効率化において、その精神が受け継がれていると感じますね。”

野尻(METRIKA):

”豊田自動織機の中でも、繊維機械事業は最も古い事業部ですよね。100年近い歴史を持つ中で、その伝統と革新をどう両立させているのか、興味深いところです。”

細井:

”繊維機械事業は豊田自動織機の始まりであり、私たちは今もその精神を守り続けています。社祖・佐吉の思いを忘れずに、新しい技術を取り入れながら、常に改善を続けています。100年という節目を目前に控え、長い歴史の中でも、まさに今が変革の最中にあると思っています。”

第2章: 製造部門の役割と課題

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澤村:

”製造部門の役割について詳しくお聞きしたいと思います。特に、量産に向き合うことが多い豊田自動織機の中でも、繊維機械事業部は多品種少量生産を行っていると伺っていますが、これにはどのような課題がありますか?”

細井:

”そうですね。私たちの事業部は、多品種少量生産を行うため、他の事業部とは異なる複雑さがあります。まず、製品のバリエーションが非常に多いので、変化に柔軟に対応できる生産体制を整えなければなりません。特に、織機は織物に合わせお客様のご要望にお応えするカスタマイズの要素が強いので、人手に依存する部分がまだまだ多いです。”

辻(豊田自動織機 繊維機械事業部 製造部 生産管理室):

”お客様のご要望に応じて設計や生産を進めていく必要があるため、生産計画の立案をはじめとした業務の効率化が非常に難しいです。そのため、効率を上げるためにどうしても熟練メンバーの経験やスキルに頼らざるを得ない部分があります。”

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澤村:

”多品種少量であるがゆえに、属人化を防ぎ、標準化を目指す上での課題が多いということですね。そういった業務の複雑さに対して、デジタル化やデータ活用をどのように進めていこうとしているのでしょうか?”

細井:

”市民開発者、変革リーダーの育成やデジタルツールの導入を進めています。”

浦野(豊田自動織機 繊維機械事業部 製造部 技術員グループ):

”市民開発の事例で言いますと、従来は手書きで行っていた生産管理板の情報をデジタル化することで、情報の伝達や意思決定が迅速かつ正確に行えるようになりました。”

細井:

”それでも、デジタル化にはまだ多くの課題があります。繊維機械の製造プロセスは複雑なので、すべてを自動化できるわけではありません。ただし、人手に依存する部分をいかにデジタル技術で補完していくかが、今後の課題であり、まだまだその伸び代はあると思っています。”

澤村:

”人でないと難しい部分とデジタル化による効率化、このバランスをどう取るかが重要なテーマですね。これまでに取り組まれてきたことが、少しずつ成果を生んでいるということでしょうか。”

細井:

”少しずつですが、確実に前進していると感じています。デジタル化が進むことで、柔軟な生産体制を保ちながらも、効率化と精度向上を目指しています。”

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第3章: 市民開発者の育成

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澤村:

”繊維機械事業部では、デジタル化が進行中ですが、その中でも市民開発者の育成に力を入れていますよね。市民開発者とは、具体的にどのような役割を担うのでしょうか?”

浦野:

”市民開発とは、専門のエンジニアではない現場のメンバーが、自らデジタルツールを使いこなし業務の改善策を実現するためのアプリケーションを自作することです。製造部では独自の"デジ改善基礎教育"という形で、市民開発者の育成に力を入れています。これまでの製造現場では、システムの導入や改善はIT部門や外部ベンダーに依存していましたが、市民開発者の存在により、現場の課題に即座に対応できるようになってきています。”

辻:

”現場のメンバーが自分たちでデジタルツールを使って問題を解決する力を持つことは、我々にとって大きな変革でした。例えば、生産管理のデータ入力や確認にかかる時間が大幅に短縮され、これまでの手作業によるミスも減りました。市民開発者が自らアプリを開発し、それを実際の業務で利用することで作業効率が向上しています。その過程の中で、弊社ITデジタル推進部の研修(以下社内研修)を通してお世話になったMETRIKAにも、継続して対話・相談をすることで更なる成果に繋げています。”

細井:

”市民開発者の育成は、現場の柔軟性を高め、業務の効率化を加速させるための重要な取り組みです。特に、従来の手作業による工程をデジタル化することで、データの正確性も向上し、より早く、的確な意思決定ができるようになりました。”

澤村:

”市民開発者の育成によって、現場の自律性が高まったということですね。現場のメンバーが自身で課題解決に取り組むことで、どのような成果が具体的に見られましたか?”

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浦野:

”一番大きいのは、意識の変化です。自分たちでできることが増えたことで、メンバーが積極的に改善案を出すようになりました。例えば、設備のメンテナンス業務に関するアプリを自作し、それを職場内で共有しているメンバーがいます。これにより作業効率が上がり、問題発生時の対応が迅速になりました。自職場の課題を自分たちで解決できるようになったのは大きい成果ですね。”

辻:

”メンバーがデジタルを取り入れて前進できることの嬉しさを最初に体感できたことが、デジタル化推進に大きくプラスになったと感じます。また、市民開発者が現場で育つことで、製造部門全体のデジタルスキルが底上げされ、将来的にはデジタル化がさらに進んでいく土台ができています。特に、これまで属人的だったノウハウがデジタル化の過程で形式知化されるので、知識の共有もスムーズになりました。”

澤村:

”市民開発者の取り組みが、現場のデジタル化を強力に推進していることがよく分かりました。今後もこの取り組みを継続していく中で、どのような未来を描いていますか?”

浦野:

”市民開発者をさらに育成し、全体のデジタルリテラシーを高めていくことが今後の目標です。最終的には、改善の選択肢としての"デジタル"が当たり前になり、製造現場のデジタル化がさらに加速していくことを目指しています。”

第4章: 変革リーダーの役割とリーダー育成

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澤村:

”デジタル化を推進するにあたり、現場での変革リーダーの育成が鍵となっています。デジタル変革リーダーが必要である背景と、その役割を繊維機械事業部ではどのように捉えていますか?”

細井:

”デジタル変革リーダーは非常に重要な存在です。デジタル化の流れを推進するだけでなく、現場で働くメンバーにその重要性を理解させ、実際に行動を変えていく役割を担っています。特に、私たちのような長い歴史を持つ事業部では、経験豊富なベテランメンバーも多く、変革リーダーがしっかりとビジョンを示し、現場の意識改革を進めることが不可欠です。”

澤村:

”デジタル化を進めるために、デジタル変革リーダーにはどのようなスキルが求められているのでしょうか?”

細井:

”まず、技術的な知識だけでなく、コミュニケーション能力が非常に重要です。現場の声をしっかりと聞き、デジタル化のメリットを分かりやすく伝える力が求められます。また、現場の問題点を的確に把握し、それを解決するためにどのようなデジタルツールが適しているのかを判断する能力も必要です。現場のメンバーが納得して動くためには、彼らの信頼を得ることが重要です。さらに、状況の変化に対して柔軟に対応できるスキルも欠かせません。デジタル化は一度で全てがうまくいくわけではなく、試行錯誤しながら進めていく必要があります。そのため、デジタル変革リーダーには常に改善の視点を持ち、現場にフィードバックを与え続けることが求められます。”

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澤村:

”METRIKAとしても、デジタル変革リーダーの育成には特に注力しています。現在進行形で、貴社内研修を通じて、現場のリーダーたちが持続的にデジタル化を進められる環境を整えていますが、現場から見て、METRIKAのどのような支援が特に役立ちましたか?”

辻:

”社内研修でMETRIKAから、理論的な知識だけでなく、実際にどのように現場に適用するかといった実践的なスキルを学べたことが大きかったです。また、他業界や、社内の他事業部の成功事例も共有してもらい、自分たちの業務にどのように応用できるかを考えるきっかけになりました。”

細井:

”社内研修では、ただリーダーとしてのスキルを学ぶだけでなく、具体的なツールやデジタル技術についても深く理解できたことが大きな収穫でした。現場でデジタルツールを導入する際に、リーダー自らがその効果や活用方法を示すことで、現場のメンバーがよりスムーズに新しい技術を受け入れることができました。”

澤村:

”変革リーダーの役割がますます重要になっていることがよく分かりました。今後、繊維機械事業部として、どのような未来を目指していますか?”

細井:

”デジタル化を進めることで、業務効率を向上させ、より柔軟な生産体制を確立していきたいと考えています。また、これからも変革リーダーの育成に力を入れ、現場全体のデジタルリテラシーを高めていくことが目標です。引き続き、社内研修に次世代のリーダー層を送り込む計画でいます。”

第5章: METRIKAとのパートナーシップによる変革

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野尻:

”2022年から弊社は豊田自動織機様のデジタル変革に関わらせていただいて、本当に光栄に思っています。ご支援も3年目に入りましたが、皆さんがMETRIKAと共に歩む中で印象的だったことについて教えていただけますか?特に細井さんは業務の合間に5か月間デジタル変革リーダー研修に、辻さんは6か月間デジタル漬けになるベテラン人材育成研修でご一緒しました。”

辻:

”まず、METRIKAで印象的だったことは、貴社のデジタル化に関する高い専門性と実践的なアプローチです。繊維機械事業部は、製造プロセスが非常に複雑で、特にベテランメンバーが多いことから、変革にはデジタルスキルだけでなく、現場の意見を尊重した柔軟な対応が求められます。METRIKAは、現場とのコミュニケーションを通じて、現実的な解決策を提案してくれる点で大変頼りになりました。現場に寄り添ったサポートが、デジタル変革を推進する鍵となりました。”

細井:

”また、私たちが特に感銘を受けたのは、METRIKAの“人材育成”に対する豊富な経験です。我々にとって急務であったのは、デジタルスキルを持ち、変革をリードできるリーダーの育成でした。METRIKAが提供する研修プログラムは、リーダーシップだけでなく、実際の現場改善にフォーカスしており、私たちはその実践的な成果をすぐに感じることができました。特に私も受講した“デジタル変革リーダー研修”では、デジタルを目的ではなく手段として使いこなすための、実践的な手法について体系的に学ぶことができ、私にとって意義がありました。”

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野尻:

”我々の研修プログラムが、実際に組織の風土に変化をもたらしたと感じていただけたことは、大変嬉しいです。具体的に現場でどのような変化が起こったか、教えていただけますか?”

辻:

”最も大きな変化は、“メンバーの改善意識が高まったこと”です。METRIKAとの協力を通じて、メンバーが自ら問題を発見し、その解決策を考える姿勢が育まれていきました。社内研修で学んだことを活かし、事業部の中でリーダーが相談役となり開発をサポートし、市民開発者の育成を進めることで、メンバーが自分でアプリケーションを開発し、現場の問題を解決できるようになったことは大きな成果です。これまではIT部門に依存していた部分も、メンバー自らがデジタルツールを活用することで、問題解決のスピードが向上しました。”

浦野:

”そうですね。デジタルツールの導入によって、我々の業務効率が向上しました。従来は手作業で行っていた業務のデジタル化・自動化が進み、メンバーの負担が軽減されました。まだまだ課題は残っていますが、こうした変化により、メンバーがデジタル化のメリットを実感し、新しい技術やツールを積極的に取り入れようとする姿勢が生まれたことは大きな進展です。”

野尻:

”デジタル化の波が広がり、現場での意識改革が進んでいることが、今後さらなる大きな成果につながると確信しています。METRIKAと関わる中で、特に印象に残った出来事やプロジェクトについて教えていただけますか?”

辻:

”特に印象的だったのは、社内研修の一環で行ったプロトタイプ作成です。実際の現場の課題を、METRIKAのメンバーと対話をしながら約半年を掛けてアプリケーション開発に挑みました。実際に成果が得られた時には、非常に嬉しかったです。『自分たちでも、こんなことができるのか!』と感じたことで、デジタル技術への抵抗感が消えました。積極的に新しい技術を取り入れることで大きな成果が得られた経験が、現場でデジタル化の推進をしていく中での原動力にもなっています。”

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第6章: データ活用の重要性今後の展望

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澤村:

”デジタル化やデータ活用が進む中で、特に繊維機械事業部におけるデータ活用の重要性について、どのように考えていらっしゃいますか?”

辻:

”データ活用の重要性は言うまでもありませんが、特に製造現場においては、その影響は計り知れません。繊維機械事業部では、長年のノウハウが蓄積されている一方で、データが十分に活用しきれていない側面もあります。しかし、デジタル化の進展により、これまで見過ごされていた現場のデータを効果的に活用しはじめ、製造プロセスの効率化やコスト削減が可能になりつつあります。”

澤村:

”データに基づく意思決定が進むことで、現場の課題もより具体的に浮き彫りになると思いますが、今後のデータ活用の方向性について、どのような展望をお持ちでしょうか?”

細井:

”これまでの成功事例を踏まえて、今後は機械学習やAIを活用して、さらに高度なデータ分析を行っていきたいと考えています。例えば、機械の動作パターンや生産データを分析し、設備の稼働状況をリアルタイムに状態監視することで、設備故障の未然防止を目指します。また、品質管理の分野でもデータ分析を活用し、不良品の発生を未然に防ぎたいと思っています。”

辻:

”AIや機械学習を活用することで、製造プロセスをより精緻にコントロールできるようになると期待しています。これにより、今後の市場の変化や需要の変動に対しても、より柔軟に対応できる体制を築くことができると考えています。特に繊維機械事業部のような多品種少量生産の現場では、データの精度と即時性が重要ですので、その点を強化していきたいですね。”

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野尻:

”確かに、多品種少量生産の現場では、データの即時性がカギを握りますね。データ活用をさらに進めることで、どのような新しい取り組みや改善策が期待されていますか?”

細井:

”先ほど述べた、設備の状態監視の他に、製品開発や生産計画の精度をさらに高めるために、マーケットデータや消費者の需要動向を取り入れた高度なデータ解析を実施し、より迅速に市場ニーズに応えられるようになることを期待しています。”

澤村:

”最後に、豊田自動織機という会社の中における、繊維機械事業部としてデジタル化に向き合う中での展望についてお聞かせいただけますか?”

細井:

”これまでの成功事例をもとに、今後はさらにデータ活用を進め、製造プロセス全体の最適化を目指していきたいと考えています。また、製造部門だけでなく、他の部署とも協業してこの取り組みを加速させたいです。現在、弊社は会社全体を挙げてデジタル化に取り組んでいます。ITデジタル推進部をはじめとした専門領域を担う各部門や、METRIKAと引き続き連携を取りながら成果を積み重ねていき、改善の事例の共有することでより一層デジタル変革が加速するよう、貢献をしていきたいと考えています。”


credit
ライティング:村田莉野
編集・監修:尾崎誠
写真:田野英知
細井 隆史

株式会社 豊田自動織機

繊維機械事業部 製造部 部長

細井 隆史
Takashi Hosoi
1990年入社後、繊維機械事業部の生産技術部門で板金・塗装・組立工程の工程設定、生産準備を担当。他事業部・海外拠点を経て2022年より現職として、織機製造に従事。全社デジタル推進活動の一環として設けられたITデジタル推進部の教育カリキュラムにメンバーを送り、自らもデジタル変革リーダー研修を受講、製造部内のデジタル改善活動を推進中。 最近嬉しかったことは、メンバーが市民開発したアプリによって業務が効率化し、もっと改善したいと意欲を持った人が増えてきたこと。
辻 年喜

株式会社 豊田自動織機

繊維機械事業部 製造部 生産管理室

辻 年喜
Toshiki Tsuji
2006年入社後、本社生産調査室で製造現場の改善活動を経験した後、エンジン事業部生産管理部を経て繊維機械事業部製造部生産管理室にて生産管理業務に従事。2023年にITデジタル推進部のベテランデジタル実践教育に3期生として参加し、デジタル技術を習得。現在は製造部内でデジタル改善活動を推進する傍ら、自身でも機械学習や数理最適化を用いた業務改善を実践中。最近嬉しかったことは、メンバーとの会話の中でデジタル化のアイディアがひらめいたこと。
浦野 雄紀

株式会社 豊田自動織機

繊維機械事業部 製造部 技術員グループ

浦野 雄紀
Yuki Urano
2013年より繊維機械事業部に配属され、生産技術部門の組立工程担当として設備導入や治工具設計業務に9年間携わる。2022年から製造部にてデジタル変革推進を担当し、市民開発に取り組む傍ら、教育資料の作成や部内ワークショップの開催など人材育成にも力を注いでいる。 最近の嬉しかった出来事は、楽しみにしていた映画の試写会に当選したこと。
澤村 俊剛

株式会社METRIKA

取締役COO

澤村 俊剛
Toshitaka Sawamura
同志社大学卒業後、パーソルキャリア株式会社 (旧インテリジェンス) に新卒入社。戦略人事部新卒採用部において西日本採用拠点を立ち上げた後、社内第1号ベンチャー「i-common」に転籍。売上1000億円以上のメガクライアント専属のコンサルティングチームを率いる。企画部門への異動後は、事業戦略・新規事業開 発を担い、デジタルとクリエイティブ領域へのサービス展開を推進。
野尻 梢

株式会社METRIKA

CDO

野尻 梢
Kozue Nojiri
慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士課程にてデザイン思考・ サービスデザインを習得。サービス事業者とユーザー間のデータ活用における関係構築デザインで博士号取得。在学中にインバウンド企業立上げに参画、後取締役CTOに就任し観光コンシェルジェ型端末を開発し、そこから生まれるデータ活用、サービス事業開発を担う会社を設立。22年に当社を大手企業へ譲渡後、23年よりMETRIKAへ参画。